※地震の発生回数は、気象庁の震度データベースの数値に基きます。
検証する内容については、次の5点になります。
①日別地震発生回数から見た点について
②地震発生予想日から見た点について
③月別地震発生回数から見た点について
④循環から見た点について
⑤震央地について
【 検 証 】
①日別地震発生回数から見た点について
令和5年(2023)
4月1日 12回
4月2日 5回
4月3日 4回
4月4日 8回
4月5日 7回
4月6日 4回 【満月】
4月7日 4回
4月8日 5回
4月9日 5回
4月10日 6回
4月11日 2回 レベル3ー20(ランク1ー3回目)
4月12日 8回
4月13日 7回
4月14日 4回
4月15日 5回
4月16日 3回
4月17日 5回
4月18日 3回 レベル3ー21(ランク2ー2回目)
4月19日 1回 レベル3ー22(ランク2ー2回目)
4月20日 3回 レベル3ー23(ランク2ー2回目)【新月】
4月21日 6回
4月22日 5回
4月23日 3回
4月24日 6回
4月25日 5回
4月26日 2回 レベル3ー24(ランク1ー4回目)
4月27日 5回
4月28日 4回
4月29日 3回
4月30日 7回
計 147回
5月1日 18回
5月2日 4回 レベル3ー25(ランク2ー3回目)
5月3日 3回 レベル3ー26(ランク2ー3回目)
5月4日 2回 レベル3ー27(ランク2ー3回目)
😆😆😆😆😆😆😆😆😆😆😆😆😆😆😆😆😆
5月6日 15回 【満月】
5月7日 9回
5月8日 7回
5月9日 9回
5月10日 8回
5月11日 16回 震度5強(千葉県南部)
😆😆😆😆😆😆😆😆😆😆😆😆😆😆😆😆😆
5月12日 11回
😆😆😆😆😆😆😆😆😆😆😆😆😆😆😆😆😆
5月14日 21回
5月15日 13回
5月16日 10回
5月17日 7回
5月18日 1回 レベル1ー1(ランク1ー1回目)⭕
5月19日 5回
5月21日 12回 【速報】
5月22日 1回 【6:55現在速報】
⬇
○5月20日時点の地震予想
○レベル1(やや用心)
最大震度5弱程度の地震が発生する可能性有り。⭕
【手記】
5月20日は、震度1以上の地震発生回数が、5回でした。16日 10回。17日 7回。18日 1回。19日 5回。20日 5回(三陸沖震度1)。21日 速報 12回。22日 7:55現在速報 1回。
5月20日は、震度1以上の地震発生回数が5回、21日の速報値が12回(うちトカラ列島近海3回)、22日の6:55現在速報値が1回。
21日速報値から、トカラ列島近海での群発地震の傾向が出ていましたが、令和3年12月上旬に発生したトカラ列島近海の群発地震と比較しても、今回の群発地震の方が、やや規模は小さいと判断されます。今後も、多少は、トカラ列島近海での地震が散見されるとは思われますが、ほぼ群発地震は収まったのではないかと判断しています。
②地震発生予想日から見た点について
●仮開始日(地震の前触れ)
令和5年5月13日 根拠③
令和5年5月18日 根拠①
①一日の地震発生回数から予想する場合⭕
🚫【前日】5月17日 7回➡🔽【当日】(仮開始日)5月18日 1回 【差】6回
※一日の地震発生回数 原則0回〜2回
※前日の一日の地震発生回数との差が大きい場合(5回以上)
(前日の地震発生回数➡●回)🚫
(当日の地震発生回数➡●回)🔽
🚫前日 5回以上➡🔽当日(仮開始日)0回
🚫前日 6回以上➡🔽当日(仮開始日)1回
🚫前日 7回以上➡🔽当日(仮開始日)2回
②最大震度5強の地震が発生した場合で、地震発生から24時間以内に発生する地震の回数が、10回を下回り、非常に回数が少ないとき。ただし、余震については、対象としない。
③最大震度5弱の地震が発生した場合で、地震発生から24時間以内に発生する地震の回数が10回以上の回数となるとき⭕
④地震発生において特異な状況が現れた場合
【例】
一日の地震発生回数
R5.4.30 7回
R5.5.1 18回
R5.5.2 4回
※R5.5.1の場合、18回の地震回数のうち、7回が沖縄本島近海で地震発生。本震に連なる余震、群発地震、火山噴火と異なる状況。規模の大きな地震の前触れととらえています。なお、ここでは余震は、本震が最大震度4以上の地震に連なる余震を対象としています。
●地震発生予想日の設定期間
※月と地球との引力の大小により、地震発生に少なからず影響があることを考慮してみます。直近の【新月】又は【満月】の前後5日間(実質11日間)を設定期間とします。
🛑直近の【新月の日】 令和5年5月20日
【設定期間】
令和5年5月15日〜令和5年5月25日⭕
🛑直近の【満月の日】 令和5年6月4日
【設定期間】
令和5年5月30日〜令和5年6月9日
令和5年5月20日
③月別地震発生回数から見た点について
3 前月の月別地震発生回数(震度1以上)による地震発生予想(中・長期予想)
令和4年
1月 167回 基準E⇒D(減少補正) ⭕ 父島近海 5強、日向灘 5強
2月 145回 基準D ❌
3月 273回 基準E 福島県沖 5弱・6強、岩手県沖 5強 ❌
4月 175回 基準E⇒D(減少補正) ❌ 茨城県北部 5弱
5月 149回 基準D ⭕ 茨城県沖 5弱
6月 184回 基準E ❌ 石川県能登地方 6弱・5強、熊本県熊本地方 5弱
7月 135回 基準D ⭕ 桜島噴火
8月 157回 基準E ❌ 上川地方北部 5弱・5強
9月 152回 基準E ⭕
10月 139回 基準D ❌ 大隅半島東方沖 5弱、福島県沖 5弱
11月 147回 基準D ❌ 茨城県南部 5強
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12月 141回 基準D ❌(試験的な対応)、⭕(原則)➡試験的な対応を終了
令和5年
1月 131回 基準D ⭕
2月 99回 基準A ⭕ 釧路沖 5弱
🔽🔽🔽🔽🔽🔽🔽🔽🔽🔽🔽🔽🔽🔽🔽🔽🔽
3月 112回 基準B ❌
4月 147回 基準E ❌
⬇
◎月別の地震発生予想(震度)の目安(抜粋)
○ 基準 前月の地震発生回数 最大震度予想
● B 110〜119回/月 5強以上
● E 140〜349回/月 無し
【 参 照 】
◎月別の地震発生予想(震度)の目安
○ 基準 前月の地震発生回数 最大震度予想
● A 〜109回/月 6弱以上
● B 110〜119回/月 5強以上
● C 120〜129回/月 5弱以上
● D 130〜139回/月 5弱
● E 140〜349回/月 無し
● F 350回/月〜 5弱以上
※ 前月に発生した地震回数と前前月に発生した地震回数を比較し、減少幅の大きいものについては、適宜補正(1ランクアップ:無し⇒5弱、5弱⇒5弱以上、5弱以上⇒5強以上、5強以上⇒6弱以上、6弱以上⇒6強以上)をしていただきます。
●前前月の地震発生回数が129回までの場合で、減少回数が20回以上であったとき
●前前月の地震発生回数が130回から139回までの場合で、減少回数が30回以上であったとき
●前前月の地震発生回数が140回以上であった場合で、減少率が30パーセント以上であったとき
【参照】
投稿「5 全然当たらないのが災害の予兆??」から抜粋します。
「実は、全然予想が当たらなくなってからが、地震発生予想の本番なのです。全然予想が当たらなくなってきた状態が、災害の予兆、危険の前触れの可能性があります。その災害とは、規模の大きな地震の発生であり、群発地震であり、火山の噴火であります。」⭕
④循環から見た点について
🔶本稿の「4 【循環】による見方(中・長期予想)」を参照(抜粋)
◎東日本大震災後の「循環」の形式(基本形)
①「期間の始まり」
(連続無発生月数:2か月、3か月、4か月以上)+加算無発生月数
⬇
⬇
※ピーク前月(+前前月)に、必ず震度5弱以上の地震が発生しないわけではありませんが、発生する月より発生しない継続月数が長くなるほど、規模の大きな地震が発生する傾向があります。)
⬇
ピーク月
⬇
⬇
「期間の終わり」(数か月〜2年以内)
⬇ ⬇ ⬇ ⬇ ⬇
第10番目の循環
⭕震度5弱以上の地震無発生継続月数(2か月)+加算無発生月数(2か月)
「期間の始まり」
令和4(2022)年
12月 141回 【1か月目】
令和5(2023)年
1月 131回 【2か月目】
①2月 99回
2/25 釧路沖 震度5弱
3月 112回 【1か月目】
4月 147回 【2か月目】
5月 ❓❓❓ 回
5/5 能登半島沖 震度5強⭕
5/11 千葉県南部 震強5強⭕
5/13 トカラ列島近海 震強5弱⭕
5/22 新島・新津島近海 震強5弱❓
※現在、ピーク月の継続中。規模の大きな地震と震度5弱以上の地震多く発生。⭕
⬇【継続中】
⬇
「期間の終わり」(数か月〜2年以内)
⑤震央地について
◎令和5年5月の地震予想(震央地)
※地震の発生については、気象庁の震度データベースの資料に基きます。
震央地をどう予想するか?
○地震発生の可能性が高い震央地
●石川県能登地方 【根拠①⑤】
※地震発生回数が毎月多い月が続いています。特に要注意。➡R5.5.5 最大震度6強の地震発生(震央地 能登半島沖)
●福島県沖 【根拠①②⑤】
※この地域も、石川県能登地方についで、地震が多く発生しているので、要注意。
●宮城県沖 【根拠①②】
●父島近海 【根拠①③⑤】
●茨城県沖 【根拠①③】
●トカラ列島近海 【根拠①⑤】➡(R5.5.13 最大震度5弱)⭕予想どおり
●沖縄本島近海 【根拠③⑤】
●千葉県東方沖 【根拠⑤】
●和歌山県南部 【根拠⑤】
●宗谷地方北部 【根拠④⑤】
●能登半島沖 【根拠⑤】➡R5.5.5 最大震度6強の地震発生⭕予想どおり
●茨城県北部 【根拠⑤】
●岩手県沖 【根拠⑤】
●兵庫県南東部 【根拠⑤】
●根室半島南東沖 【根拠⑤】
●青森県東方沖 【根拠⑤】
●奄美大島近海 【根拠⑤】
●富山湾 【根拠⑤】
●日高地方東部 【根拠⑤】
●千葉県北東部 【根拠⑤】
●長野県中部 【根拠⑤】
●宮古島近海 【根拠⑤】
●宮城県中部 【根拠⑤】
●八丈島近海 【根拠⑤】
⬇
令和5年5月22日(月)16時42分頃に発生した最大震度5弱の地震は、「新島・神津島近海」が震央地てしたが、予想はできませんでした。❌
※ 根拠の次に記載された①〜⑤の数字については、以下の🔶の次に記載された同じ数字の内容に相当することを意味しております。
🔶①第1番目に注目する点は、前月の最大震度1以上の地震発生回数が多いところの震央地(特に、前月の地震発生回数が6回以上の震央地)
🔶②第2番目に注目する点は、数か月前の一月に、発生した最大震度1以上の地震の発生回数が多い震央地(そのときには注目し、最大震度5弱以上の地震発生を予想していましたが、予想がはずれております。予想結果は、別の震央地だったり、最大震度5弱以上の地震が発生しなかったりです。その後、毎月の地震発生回数が3回とか、4回とか数か月推移したところで、最大震度5弱以上の地震が発生することがあります。東北地方の太平洋側の沖合いで発生する地震にたびたび見受けられます。)
🔶③第3番目に注目する点は、前月と前前月を比較して、地震の発生回数が大きく伸びた震央地
🔶④第4番目に注目する点は、最近では全く地震が発生していないような地区で、突然に地震が発生するような震央地
🔶⑤第5番目に注目する点は、最大震度5弱以上の地震が発生した場合、地震発生から24時間以内に発生する地震については、近い将来最大震度5弱以上の地震が発生する可能性が高いと判断される震央地(地震発生から24時間以内に、何回、何十回の地震が発生していますが、そこは、どこの震央地となっていますか。)
●一般に、最大震度5弱の場合、その多くは、地震発生から24時間以内に発生する地震の回数が10回を下回っていますが、稀に、10回以上の回数となることがあります。
●次に、最大震度5強の場合では、地震発生から24時間以内に発生する地震の回数は、10回以上の回数となることの方が断然に多いのですが、稀に、10回を下回ることがあります。最大震度5強の地震が発生した場合に、地震発生から24時間以内に発生する地震の回数がほとんど発生していない場合、状況によっては、直に又は近い将来に、更に大きな地震として、発生することがあります。先に発生したのが、前震ということになるのでしょうか。
●最大震度5弱以上の地震が発生してから、24時間以内に発生する地震のうち、最大震度5強以上の場合では、殆どが本震に対する余震になると思われますが、中には余震ではないものも、結構発生しています。その中で、特にマークするべき震央地としましては、本震発生後、早期の時点で発生したもの、最近の傾向として、地震発生回数の多いもの、過去にも度々見受けられるもの、近年あまり見受けられることがなくなってはいたが、急に出現したもの等といったものです。
●過去の記録から、最大震度5又は5弱以上の地震が発生していないところの震央地については、当初から、対象からはずしている場合があります。