イイカ原人Mの地震に気をつけ予想!

最大震度5弱以上の地震を予想します

45 特集2「地震発生から24時間以内の地震」

今回、「地震発生から24時間以内の地震」についての特集を組みました。これは、「25 震央地をどう予想するか 5」で触れた内容を、2年程前から現在までの事例に基づき検証するものです。

 

◎最大震度5弱以上の地震が発生した場合、地震発生から24時間以内に発生する地震について、その震央地では、近い将来最大震度5弱以上の地震が発生する可能性が高い場所が数多く含まれています。そのことについて、2年程前から現在に至るまでの事例を掘り下げてみます。

 

 

《基本的な考え方》

①最大震度5弱以上の地震が発生した場合、本震の地震が発生してから24時間以内に発生する地震には、本震に対する余震と、それ以外の地域に発生する地震とに区分することができます。

 

②最大震度5弱の地震が発生した場合、地震発生から24時間以内に発生する地震の回数は、その多くは10回を下回っています。また、最大震度5強以上の地震が発生した場合、地震発生から24時間以内に発生する地震の回数は、その多くは10回以上となっています。

 

 

《要点》

●最大震度5弱の地震が発生した場合➡その多くは、地震発生から24時間以内に発生する地震の回数が10回を下回っています。しかし、10回以上の回数となる場合には、地震の発生には注意を要してください。


●最大震度5強以上の地震が発生した場合➡その多くは、地震発生から24時間以内に発生する地震の回数が10回以上となっています。しかし、10回を下回る場合には、地震の発生には注意を要してください。

 

●最大震度5強以上の地震が発生した場合➡24時間以内に発生する地震の回数が極端に少ないときには、間もなく又は近い将来に、より大きな地震が発生することがあります。先に発生した地震(前震)の本震が発生する場合があります。

 

●最大震度5強地震が発生した場合➡24時間以内に発生する、その本震の余震以外の地震で、近い将来地震が発生する場合の条件としては、本震発生からより早く地震が発生した震央地ほど地震発生の可能性が高いと想定していますが、特に1番目又は2番目に早く発生した震央地ついては、近い将来に、地震が発生する可能性が高いと判断しています。

 

●過去に、震度5又は震度5弱以上の地震が発生していない震央地についてでも、震度5弱以上の地震が発生することは時々あります。しかし、頻度・可能性は低いと判断して、地震の発生予想の対象から外すことは多々ありますが、ケース・バイ・ケースで判断することとします。

 

 

では、直近の事例から説明していきます。

 

 

○令和4年11月9日 茨城県南部 最大震度5強

 24時間以内に発生した地震5回のうち次の3回(当該本震震央地と異なる震央地)

 ●和歌山県南部

 ●千葉県東方沖

 ●石川県能登地方

 

【説明】

🔶震度5強地震が発生しているが、24時間以内の地震発生回数が10回を下回り、5回となっています。このうち、3回が本震震央地の「茨城県南部」と異なる震央地であります。震度5強地震が発生した割には、24時間以内の地震発生回数が非常に少ない。この場合、震度5弱以上の地震が発生する可能性が大きい。

 次に、地震発生順位を考慮します。「和歌山県南部」の地震が1番目に発生しており、地震発生の可能性は後続に発生した地震より高い傾向にあります。特に、本震の「茨城県南部」の地震が発生した直後に発生した異なる震央地については、地震発生の可能性が高い。

 さらに、最近の地震発生状況を調べます。調査時点で、次に発生を予想している地震の震度が「5弱」であれば過去1年程度、「5弱以上」であれば過去1年以上、「5強以上」であれば過去2年以上、「6弱以上」であれば過去3年以上、「6強以上」であれば過去5年以上について、地震発生状況を調査します。例えば、3番目の「石川県能登地方」であれば、直近で令和4年6月19日に最大震度6弱地震が発生しております。また、令和3年9月16日に最大震度5弱が発生しております。「石川県能登地方」では、近年たびたび震度5弱以上の地震が発生しています。この地域の一連の余震が続いているのかどうか。別の新たな本震なのか。とかいうふうに掘り下げて調査を進めていきますが、専門分野に入っていくような領域は、専門家の先生におまかせし、手前で留めて置くようにしています。

 調査対象については、過去に震度5以上か5弱以上の地震が発生していない震央地については、便宜上、予想対象から外している場合が多いのですが、ケース・バイ・ケースの対応とさせていただきます。

 以上のような進行で、調査を進めていきます。

 以降の事例からは、重複するような説明については、極力、省略させていただきます。

 

 

○令和4年10月21日 福島県沖 最大震度5

 24時間以内に発生した地震2回のうち次の2 回(本震震央地と異なる震央地)

 ●網走地方

 ●栃木県北部

 

【説明】

🔶最大震度5弱で、24時間以内に発生した地震が2回で、本震震央地と異なる震央地の地震も2回。その間に本震の余震も発生せず、影響小と判断します。

 

 

○令和4年10月2日 大隅半島東方沖 最大震度5

 24時間以内に発生した地震8回のうち次の8 回(本震震央地と異なる震央地)

 ●上川地方北部 2回

 ●宮城県

 ●内浦湾

 ●長野県中部

 ●沖縄本島北西沖 2回

 ●福井県嶺北

 

【説明】

🔶最大震度5弱で、24時間以内に発生した地震が10回を下回り8回、本震震央地と異なる震央地の地震も同数回ということで、その間、本震に関係する余震も発生していない状況なので、影響小と判断します。 

 

 

○令和4年8月11日 上川地方北部 最大震度5弱・5強

 24時間以内に発生した地震15回のうち次の2 回(本震震央地と異なる震央地)

 ●長野県南部

 ●茨城県南部 R4.11.9 最大震度5強

 

【説明】

🔶最大震度5弱・5強と1日で連続して震央地「上川地方北部」で地震が発生しました。24時間以内に発生した地震が15回でした。

 震度が5強以上で、地震回数が10回以上という条件が揃いました。

 余震が13回で、本震震央地と異なる震央地の地震が2回ということで、本震震央地と異なる震央地の地震が発生する可能性が高い状況となっています。

 この後、最近の地震発生状況を調べていきます。その調査については、最初の事例「令和4年11月9日 茨城県南部 最大震度5強」で説明したように調査を進めていきます。その説明については、省略します。

 今回の場合では、「茨城県南部」が令和4年11月9日に震度5強地震が発生しております。

 

 

○令和4年6月26日 熊本県熊本地方 最大震度5

 24時間以内に発生した地震6回のうち次の6 回(本震震央地と異なる震央地)

 ●薩摩半島西方沖 

 ●日向灘

 ●根室地方南部

 ●トカラ列島近海

 ●愛知県西部

 ●宮城県

 

【説明】

🔶最大震度5弱で、24時間以内に発生した地震が6回で、本震震央地と異なる震央地の地震も6回ということで、その間、本震に対する余震も発生していない状況なので、影響小と判断します。

 

 

○令和4年6月19日 石川県能登地方 最大震度6弱

 24時間以内に発生した地震37回のうち次の8回(本震震央地と異なる震央地)

 ●岩手県

 ●茨城県北部

 ●沖縄本島北西沖

 ●青森県東方沖

 ●岩手県沿岸北部

 ●択捉島南東沖

 ●宗谷地方北部

 ●滋賀県北部

 

【説明】

🔶震央地「石川県能登地方」で最大震度6弱地震が発生しました。24時間以内に発生した地震は37回でした。

 震度が5強以上で、地震回数が10回以上という条件は揃いました。

 余震が29回で、本震震央地と異なる震央地の地震が8回ということで、本震震央地と異なる震央地の地震が発生する可能性が高い状況となっています。

・最大震度(6弱)

・24時間以内に発生した地震回数(37回)

 ➡5強以上、10回以上

・余震(29回)

・本震震央地と異なる震央地の地震回数(8回)

地震発生の可能性大

     ⬇

・次回地震の震度予想

 月別・日別地震発生回数、震度5弱以上地震連続無発生月数等から次に発生する地震の震度を予想し、その震度が「5弱」であれば過去1年程度、「5弱以上」であれば過去1年以上、「5強以上」であれば過去2年以上、「6弱以上」であれば過去3年以上、「6強以上」であれば過去5年以上について、地震発生状況を調査します。

地震発生状況

 月別・日別地震発生件数、過去最大震度等を調査します。

 

 

○令和4年5月22日 茨城県沖 最大震度5

 24時間以内に発生した地震7回のうち次の6 回(本震震央地と異なる震央地)

 ●日高地方東部

 ●八丈島東方沖

 ●千葉県南東沖

 ●徳島県北部

 ●長野県南部

 ●青森県東方沖

 

【説明】

🔶最大震度5弱で、24時間以内に発生した地震が7回(10回を下回る)で、本震震央地と異なる震央地の地震も6回ということで、その間、本震に係る余震も1回のみということで、影響小と判断します。

 

 

○令和4年4月19日 茨城県北部 最大震度5

 24時間以内に発生した地震4回のうち次の4回(本震震央地と異なる震央地)

 ●岩手県沿岸北部

 ●愛知県東部

 ●福島県中通り

 ●岩手県

 

【説明】

🔶最大震度5弱で、24時間以内に発生した地震が10回を下回り、4回。本震震央地と異なる震央地の地震も同数回ということで、その間、本震に対する余震も発生していない状況なので、影響小と判断します。 

 

 

○令和4年3月18日 岩手県沖 最大震度5強

 24時間以内発生した地震14回のうち次の6回(本震震央地と異なる震央地)

 ●福島県沖 R4.10.21 最大震度5

 ●石垣島北西沖

 ●宮城県

 ●紀伊水道

 ●新潟県中越地方

 ●沖縄本島北西沖

 

【説明】

🔶震央地「岩手県沖」で、最大震度5強地震が発生しました。24時間以内に発生した地震が14回でした。

 震度が5強以上で、地震回数が10回以上という条件が揃いました。

 余震が8回で、本震震央地と異なる震央地の地震が6回ということで、本震震央地と異なる震央地の地震が発生する可能性が高い状況となっています。

 この後、最近の地震発生状況を調べていきます。その調査については、最初の事例「令和4年11月9日 茨城県南部 最大震度5強」で説明したように調査を進めていきます。

 今回の場合では、震央地「福島県沖」で令和4年10月21日に震度5弱の地震が発生しております。

 

 

○令和4年3月16日 福島県沖 最大震度5弱・6強

 24時間以内に発生した地震57回のうち次の10回(本震震央地と異なる震央地)

 ●宮城県

 ●岩手県沖 R4.3.18 最大震度5強

 ●島根県西部

 ●高知県中部

 ●福井県嶺北

 ●石垣島北西沖

 ●石川県能登地方 R4.6.19   最大震度6弱

 ●釧路沖

 ●福島県中通り

 ●沖縄本島北西沖

 

【説明】

🔶震央地「福島県沖」で最大震度6強の地震が発生しました。24時間以内に発生した地震は5

7回でした。

 震度が5強以上で、地震回数が10回以上という条件は揃いました。

 余震が47回で、本震震央地と異なる震央地の地震が10回ということで、本震震央地と異なる震央地の地震が発生する可能性が高く、近い将来かならず地震が発生すると言い切ってもいいくらいの条件となっています。

・最大震度(6強)

・24時間以内に発生した地震回数(57回)

 ➡5強以上、10回以上

・余震(47回)

・本震震央地と異なる震央地の地震回数(10回)

地震発生の可能性大(必ず、地震が発生するといえるほど)

      ⬇(再掲)

・次回地震の震度予想

 月別・日別地震発生回数、震度5弱以上地震連続無発生月数等から次に発生する地震の震度を予想し、その震度が「5弱」であれば過去1年程度、「5弱以上」であれば過去1年以上、「5強以上」であれば過去2年以上、「6弱以上」であれば過去3年以上、「6強以上」であれば過去5年以上について、地震発生状況を調査します。

地震発生状況

 月別・日別地震発生件数、過去最大震度等を調査します。

 今回の場合では、震央地「岩手県沖」で令和4年3月18日に最大震度5強地震と、震央地「石川県能登地方」で令和4年6月19日に最大震度6弱地震が発生しております。

 

 

○令和4年1月22日 日向灘 最大震度5強

 24時間以内に発生した地震38回のうち次の4回(本震震央地と異なる震央地)

 ●父島近海

 ●根室半島南東沖

 ●鳥取県中部

 ●福島県沖 R4.3.16 最大震度6

 

【説明】

🔶震央地「日向灘」で、最大震度5強地震が発生しました。24時間以内に発生した地震が38回でした。

 震度が5強以上で、地震回数が10回以上という条件が揃いました。

 余震が34回で、本震震央地と異なる震央地の地震が4回ということで、本震震央地と異なる震央地の地震が発生する可能性が高い状況となっています。

 この後、最近の地震発生状況を調べていきます。その調査については、最初の事例「令和4年11月9日 茨城県南部 最大震度5強」で説明したように調査を進めていきます。

 今回の場合では、震央地「福島県沖」で令和4年3月16日に震度6強の地震が発生しております。

 

 

○令和4年1月4日 父島近海 最大震度5強

 24時間以内に発生した地震8回のうち次の6回(本震震央地と異なる震央地)

 ●新潟県中越地方

 ●福島県沖 R4.3.16 最大震度6

 ●北海道南西沖

 ●宮城県

 ●石川県能登地方 R4.6.19 最大震度6弱

 ●トカラ列島近海

 

【説明】

🔶震央地「父島近海」で、最大震度5強地震が発生していますが、24時間以内の地震発生回数が10回を下回り、8回のみ。このうち、6回が本震「父島近海」と異なる震央地であります。震度5強地震が発生した割には、24時間以内の地震発生回数が非常に少なくなっています。このような場合、震度5弱以上の地震が発生する可能性が大きくなります。

 今回の場合では、震央地「福島県沖」で令和4年3月16日に最大震度6強の地震と、震央地「石川県能登地方」で令和4年6月19日に最大震度6弱地震が発生しております。

 

 

○令和3年12月9日 トカラ列島近海 最大震度5強

 24時間以内に発生した地震51回のうち次の3回(本震震央地と異なる震央地)

 ●和歌山県北部

 ●茨城県沖 R4.5.22 最大震度5

 ●京都府南部

 

【説明】

🔶震央地「トカラ列島近海」で、最大震度5強地震が発生しました。24時間以内に発生した地震が51回でした。

 震度が5強以上で、地震回数が10回以上という条件が揃いました。

 余震が48回で、本震震央地と異なる震央地の地震が3回ということで、本震震央地と異なる震央地の地震が発生する可能性が高い状況となっています。

 この後、最近の地震発生状況を調べていきます。その調査については、最初の事例「令和4年11月9日 茨城県南部 最大震度5強」で説明したように調査を進めていきます。

 今回の場合では、震央地「茨城県沖」で令和4年5月22日に最大震度5弱の地震が発生しております。

 

 

○令和3年12月3日 紀伊水道 最大震度5

 24時間以内に発生した地震4回のうち次の4回(本震震央地と異なる震央地)

 ●神奈川県西部

 ●小笠原諸島西方沖

 ●栃木県北部

 ●長野県南部

 

【説明】

🔶最大震度5弱で、24時間以内に発生した地震が10回を下回り、4回。本震震央地と異なる震央地の地震も同数回ということで、その間、本震に対する余震も発生していない状況なので、影響小と判断します。 

 

 

○令和3年12月3日 山梨県東部・富士五湖 最大震度5

 24時間以内に発生した地震1回のうち次の1回(本震震央地と異なる震央地)

 ●紀伊水道 R3.12.3 最大震度5

 

【説明】

🔶最大震度5弱で、24時間以内に発生した地震が10回を大きく下回り、1回のみ。本震震央地と異なる震央地の地震も1回ということで、その間、本震に関する余震も発生していないので、影響小と判断します。 

 しかし、結果として、今回の場合では、震央地の「紀伊水道」で、同日の令和3年12月3日に最大震度5弱の地震が発生しており、基準としている最大震度5弱の地震で、24時間以内に発生した地震が10回を下回っている場合については、影響小としたことが外れてしまいました。特別な状況に該当するのか。

 

 

○令和3年10月7日 千葉県北西部 最大震度5強

 24時間以内に発生した地震4回のうち次の3回(本震震央地と異なる震央地)

 ●青森県東方沖

 ●東京湾

 ●広島県北部

 

【説明】

🔶震度5強地震が発生しているが、24時間以内の地震発生回数が10回を下回り、4回のみ。このうち、3回が本震震央地「千葉県北西部」と異なる震央地であります。

 震度5強地震が発生した割には、24時間以内の地震発生回数が非常に少ない。この場合、震度5弱以上の地震が発生する可能性が大きい。

 しかし、結果として、今回の場合では、本震震央地の「千葉県北西部」と異なる震央地では、未だ最大震度5弱以上の地震が発生しておりません。

 本震震央地と異なるこれら3震央地では、「青森県東方沖」で地震が発生する可能性を残しているか、最大震度が5弱までに至らなかったものと考えられます。

 

○令和3年10月6日 岩手県沖 最大震度5強

 24時間以内に発生した地震6回のうち次の5回(本震震央地と異なる震央地)

 ●宮古島北西沖

 ●大隅半島東方沖 R4.10.2 最大震度5

 ●沖縄本島近海

 ●紀伊水道 R3.12.3 最大震度5

 ●新潟県中越地方

 

【説明】

🔶震度5強地震が発生しているが、24時間以内の地震発生回数が10回を下回り、5回のみ。このうち、5回が本震震央地の「岩手県沖」と異なる震央地であります。震度5強地震が発生した割には、24時間以内の地震発生回数が非常に少ない。この場合、震度5弱以上の地震が発生する可能性が大きい。

 今回の場合では、震央地「紀伊水道」で令和3年12月3日に最大震度5弱の地震と、震央地「大隅半島東方沖」で令和4年10月2日に最大震度5弱の地震が発生しております。

 

 

○令和3年9月16日 石川県能登地方 最大震度5

 24時間以内に発生した地震7回のうち次の4回(本震震央地と異なる震央地)

 ●静岡県中部

 ●青森県東方沖

 ●釧路地方中南部

 ●福島県沖 R4.3.16 最大震度6

 

【説明】

🔶最大震度5弱で、24時間以内に発生した地震が10回を下回る7回で、本震震央地と異なる震央地の地震も4回ということで、その間、本震に関する余震は3回となっており、影響小と判断します。 

 しかし、結果として、今回の場合では、震央地「福島県沖」で令和4年3月16日に最大震度6強の地震が発生しており、基準としている最大震度5弱の地震で、24時間以内に発生した地震が10回を下回っている場合については、影響小としたことが外れてしまいました。それだけ、令和4年3月16日に発生する最大震度6強の「福島県沖」の地震というのは、影響力が大きいということでしょうか。

 

 

○令和3年5月1日 宮城県沖 最大震度5強

 24時間以内に発生した地震7回のうち次の3回(本震震央地と異なる震央地)

 ●網走地方

 ●沖縄本島近海

 ●熊本県熊本地方 R4.6.26 最大震度5

 

【説明】

🔶震度5強地震が発生しているが、24時間以内の地震発生回数が10回を下回り、7回。このうち、3回が本震震央地の「宮城県沖」と異なる震央地であります。

 震度5強地震が発生した割には、24時間以内の地震発生回数が少ない。この場合、震度5弱以上の地震が発生する可能性が大きい。

 今回の場合では、震央地「熊本県熊本地方」で令和4年6月26日に最大震度5弱の地震が発生しております。ただし、「熊本県熊本地方」の地震については、平成28年4月14日に発生した最大震度7熊本地震の余震かもしれないとして、本震という表現は相応しくないとの考えもあるが、本震か余震かという専門的な考えは、ここでは問わないこととしてください。

 

 

○令和3年3月20日 宮城県沖 最大震度5強

 24時間以内に発生した地震30回のうち次の6回(本震震央地と異なる震央地)

 ●紀伊水道 R3.12.3 最大震度5

 ●和歌山県北部

 ●種子島近海

 ●千葉県東方沖

 ●福島県沖 R3.2.13 最大震度6強 の余震?

       R4.3.16 最大震度6

 ●大阪府北部

 

【説明】

🔶震央地「宮城県沖」で、最大震度5強地震が発生しました。24時間以内に発生した地震は、30回でした。

 震度が5強以上で、地震回数が10回以上という条件が揃いました。

 余震が24回で、本震震央地と異なる震央地の地震が6回ということで、本震震央地と異なる震央地の地震が発生する可能性が大きい。

 今回の場合では、震央地「紀伊水道」が令和3年12月3日に最大震度5弱の地震が発生しております。また、震央地「福島県沖」が令和4年3月16日に最大震度6強の地震が発生しております。ただし、令和3年2月13日に最大震度6強の地震が発生しており、その地震の余震と考えた方が普通かもしれません。令和4年3月16日に発生した地震も、余震であったか。専門的に調査していただいた結果を調べないと分かりません。

 

 

○令和3年3月15日 和歌山県北部 最大震度5

 24時間以内に発生した地震12回のうち次の4回(本震震央地と異なる震央地)

 ●茨城県南部 R4.11.9 最大震度5強

 ●茨城県北部 R4.4.19 最大震度5

 ●鹿児島湾

 ●岐阜県飛騨地方

 

【説明】

🔶震央地「和歌山県北部」で、最大震度5弱の地震が発生しました。24時間以内に発生した地震は、12回でした。

 最大震度が5弱ではありますが、地震回数が12回で、10回以上であり、この場合、震度5弱以上の地震が発生する可能性があります。

 余震が8回で、本震震央地と異なる震央地の地震は、4回となっております。

 今回の場合では、震央地「茨城県北部」で令和4年4月19日に最大震度5弱の地震が、また、震央地「茨城県南部」で令和4年11月9日に最大震度5強地震が発生しております。

 

○令和3年2月13日 福島県沖 最大震度6

 24時間以内に発生した地震53回のうち次の1回(本震震央地と異なる震央地)

 ●岩手県沖 R3.10.6 最大震度5強

 

【説明】

🔶震央地「福島県沖」で最大震度6強の地震が発生しました。24時間以内に発生した地震は5

3回でした。

 震度が5強以上で、地震回数が10回以上という条件は揃いました。

 余震が52回で、本震震央地と異なる震央地の地震が1回ということで、本震震央地と異なる震央地の地震が発生する可能性が高く、近い将来かならず地震が発生すると言い切ってもいいくらいの条件となっています。

・最大震度(6強)

・24時間以内に発生した地震回数(53回)

 ➡5強以上、10回以上

・余震(52回)

・本震震央地と異なる震央地の地震回数(1回)

地震発生の可能性大(必ず、地震が発生するといえるほど)

       ⬇(再掲)

・次回地震の震度予想

 月別・日別地震発生回数、震度5弱以上地震連続無発生月数等から次に発生する地震の震度を予想し、その震度が「5弱」であれば過去1年程度、「5弱以上」であれば過去1年以上、「5強以上」であれば過去2年以上、「6弱以上」であれば過去3年以上、「6強以上」であれば過去5年以上について、地震発生状況を調査します。

地震発生状況

 月別・日別地震発生件数、過去最大震度等を調査します。